一級建築士設計製図試験三本柱の一つ、計画の要点集

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はじめに

一級建築士設計製図試験では計画の要点が出題されます。

受験経験のある方はご存知かと思いますが、こちらに関しては試験元からの標準解答例はありません。

試験元いわく内容を講評するとコピペされていくから、とのことです。

とはいえある程度の雛形はあります。

暗記だけでは中々使いこなすのは難しいですが、何も足がかりなしでは解答できないのもまた事実。

ということでこちらでは参考までにその雛形を明示しています。

要点を眺めていると分かると思いますが

プランはこういう風にしたほうが望ましい

みたいな理想が書かれています、これに沿ってプラン出来ているなら自ずと合格に近づくのではないか、そう自分は解釈しています。

建築とはなんぞや、エスキスってどうすればという方は記述をある程度学習を進めてプランをする上での最低限のルールを知った上でエスキスをした方が効率的かと思います。

配置計画

建物のボリューム・配置等に関する事項

  1. 周辺の道路との関係、施設の利用形態等を考慮し、円滑な移動が可能となるよう、●●●とし、建物、駐車場、構内通路、緑地等を配置する。
  2. 良好な室内環境の確保及びエネルギー消費の抑制が図られるよう、建物の形状及び配置は、日射、風向等の気候その他の立地条件を考慮して●●●とした。
  3. 周辺の景観に配慮し、できる限り威圧感又は違和感を与えないよう●●●とした。
  4. 周辺施設のプライバシーに配慮し●●●とした。
  5. 敷地内に傾斜又は起伏があるため、高齢者、障害者等の円滑な移動を考慮するとともに、地形の改変が必要最小限に抑えられるよう考慮して敷地のレベルを●●●とした。

動線に関する事項

  1. 敷地の出入口は、道路から見て分かりやすく、安全な位置とするため●●●とした。
  2. 敷地の出入口から建物、駐車場等への動線、及び敷地内の建物等相互の動線は、分かりやすく、できる限り遠回りにならないようにするため●●●とした。
  3. 歩行者等と自動車等の動線は、できる限り交差しないように●●●とした。
  4. 地震、津波、火事等の災害を想定し、分かりやすく、安全かつ円滑に避難できる避難経路を確保するため●●●とした。

敷地の利用に関する事項

  1. 建物、駐車場、構内通路等を適切に配置し、敷地の有効利用が図られるよう●●●とした。
  2. 地域との連携を考慮し、オープンスペースの集約化、緑地の確保等により、ゆとりのある外部空間をとなるよう●●●とした。
  3. 清掃、点検・保守、更新等の作業スペースを確保できるよう●●●とした。

階層・平面計画

全体計画に関する事項

  1. 施設の利用形態を考慮して、利用者、職員、サービス等の動線を分類し、各動線が分かりやすく、できる限り遠回りとならないよう、●●●とした。 特に、風除室から受付又は窓口までの動線は、分かりやすく、移動が容易なものとした。
  2. 不特定かつ多数の者が利用する室は、できる限り低層階の分かりやすい位置に、共用部から直接出入りできるよう配置した。また、その出入口の箇所数及び位置は、利用者数等を考慮した。
  3. 同一部門の室は、できる限り同一の階に配置し、複数階にわたる場合はその機能を考慮した上で別の階とし、●●●に配置した。。
  4. 良好な室内環境の確保及びエネルギー消費の抑制が図られるよう、室等の形状及び配置は、各室の利用形態とともに、日射、風向等の地域の気候その他の立地条件を考慮し●●●とした。特に滞在時間が長い居室等は、自然光を取り入れられるよう●●●とした。
  5. 利用者が利用する区域と職員のみが利用する区域を区分するなど、利用者の範囲を考慮し、必要な防犯性能が得られるよう配慮した。
  6. 講堂、大会議室等の必要となる階高が通常の事務室より高い室の複数を同一の階に集約するなど、経済合理性の確保を考慮した配置とした。
  7. 地震、津波、火事等の災害に対して安全かつ円滑に避難できるよう、避難経路は単純で分かりやすいものとし、二方向避難を確保した。

事務室等に関する事項

  1. 事務室等は、室内レイアウト、用途、間仕切り等の変更にできる限り柔軟に対応できる形状及び配置とした。
  2. 事務室内に窓口及び待合いを設ける場合には、施設利用者が使いやすく、かつ、執務を行うスペースから待合いへの見通しが確保できる室形状及び室内レイアウトとした。

交通部分に関する事項

  1. 玄関ホール周辺は、自然監視性を考慮し、できる限り死角が生じないよう●●●とした。
  2. 案内のための受付を設ける場合は、玄関から分かりやすく、利用しやすい位置に設けた。
  3. 主要なエレベーター及び階段は、玄関から分かりやすく、利用しやすい位置に設けた。

設備関係諸室等に関する事項

  1. エネルギー消費の抑制を図るため、設備関係諸室、配管スペース等は、設備機器の運転効率、垂直及び水平方向の効率的な連絡等を考慮して●●●とした。。
  2. 設備関係諸室は、室内に設置する機器等の運転に必要な給排気の確保及び燃料の供給、周囲への騒音及び振動の影響等を考慮して●●●とした。
  3. 設備関係諸室、配管スペース等は、設備機器、配管、配線、ダクト等の点検・保守、更新等が効率的かつ容易に行えるよう配置し、必要となる作業スペースを確保できるよう●●●とした。
  4. 電気室、発電機室等は、当該室に必要なもの以外に、給排水管、雨水管、給排気ダクト、ガス管、油管等が通過しないよう●●●とした。

立面・断面計画

立面に関する事項

  1. 建物及びこれを形成する形状、色彩等は、施設が立地する地域の歴史、文化及び風土の特性に配慮するとともに、周辺環境との調和が図られたものとし●●●とした。
  2. 窓は、周辺環境に配慮するとともに、各室等の利用形態を考慮し、良好な室内環境の確保及びエネルギー消費の抑制が図られるよう位置及び形状を設定した。必要に応じて庇及びルーバーを設置した。

断面に関する事項

  1. 経済合理性を考慮し、構造計画及び設備計画についても総合的に勘案した階高を設定した。
  2. 設備機器、配管、配線、ダクト等の点検・保守、更新等が効率的かつ容易に行える作業スペースが確保できるよう、設備関係諸室の階高、各室等の天井裏の高さ等を設定した。

外壁・屋根

基本的性能に関する基本事項

  1. 外観及びこれを形成する材料、色彩、詳細等は、施設に求められる地域性に関する性能及び景観性に関する性能の水準が確保できるよう、施設が立地する地域の歴史、文化及び風土の特性に配慮するとともに、周辺環境との調和が図られたものとした。
  2. 施設に求められる環境保全性に関する性能及び各室等に求められる熱環境に関する性能の水準が確保できるよう、地域の気候その他の立地条件及び各室等の利用形態を考慮し、外壁及び屋根の断熱性を確保するよう●●●とした。
  3. 施設に求められる作業性に関する性能の水準が確保できるよう、外装は、地域の気候その他の立地条件及び想定される通常の使用条件において、汚れにくいか、又は汚れても目立ちにくい材料、色彩、詳細等とする。また、高所の清掃、点検・保守等に必要となる作業用設備を設置した。

防水・排水に関する事項

  1. 屋上の防水は、屋上の利用形態及び維持管理の方法並びに建物の規模及び構造、防水面の面積等を考慮し、想定される通常の使用条件において、容易に防水性能の劣化が生じないものとした。
  2. 屋根、庇等は、水が溜まりにくい形状とし、排水の方向、勾配等を適切に計画する。

屋上に関する事項

  1. 屋上の利用形態及び維持管理の方法を考慮し、屋上への適切な動線の確保、屋上の手すりの設置等の必要となる安全対策をおこなった。
  2. 屋上緑化を行う場合は、できる限り、維持管理が容易で、施設利用者の心理的な快適性を考慮し●●●とした。
  3. 屋上緑化を行う場合は、その目的、構造体への負荷、維持管理の負担等を総合的に勘案し、経済合理性が確保されるよう、植栽の種類及び植栽基盤を選定した。
  4. 屋上緑化を行う場合は、生育条件、維持管理の負担その他の植栽の特性を考慮し、持続的な維持管理が可能な植栽の種類を選定した。また、生育に必要となる環境を確保し、持続的に維持管理が可能なよう、植栽基盤及びかん水の方法を選定した。

内装

基本的性能に関する基本事項

  1. 玄関ホール等の施設利用者の目に触れる機会が多い室等の内装の材料、色彩、詳細等は、施設に求められる地域性に関する性能の水準が確保できるよう、施設が立地する地域の歴史、文化及び風土の特性に配慮したものとした。
  2. 施設に求められる移動に関する性能及びユニバーサルデザインに関する性能の水準が確保できるよう、床は滑りにくく平たんな仕上げとする。特に水に濡れる可能性のある場所の床の仕上げは、濡れても滑りにくいものとした。
  3. 内装の材料、色彩、詳細等は、施設に求められるユニバーサルデザインに関する性能の水準が確保できるよう、各室等の利用形態に加え、施設利用者の心理的な快適性を考慮したものとした。
  4. 各室等の内装は、求められる音環境に関する性能の水準が確保できるよう、適切な吸音性を確保したものとする。壁は、対象とする室等及び隣接する室等の利用形態等に応じて、室外の騒音の影響の低減についても考慮しつつ、音声の漏洩の防止のために必要となる遮音性を確保したものとし、天井裏、二重床下等を含めて適切に措置を講ずる。床は、対象とする室等及び下階の室等の利用形態等に応じて、下階への床衝撃音の低減を考慮したものとした。

鉄筋コンクリート造

梁の設計

  1. 梁は、コンクリートのひび割れ、クリープ等による長期たわみによる影響を検討する。
  2. 梁は、原則として、曲げ降伏先行型とする。なお、曲げ降伏以降も大きな変形性能を要求される部材については、せん断補強によりじん性を確保する。
  3. ねじりによる応力への影響が大きい梁は、断面算定にこれを考慮する。
  4. 梁貫通孔は、せん断力の大きい部位を避けて設け、必要な補強を行う。また、梁には、配管等の埋設を行わない。

柱の設計

  1. 柱は、ぜい性的な破壊が生じないことを確認する。
  2. 柱の短期荷重時の作用軸力は、適切に定めた制限値以下となるようにし、じん性を確保する。
  3. 出隅の柱は、同時に二方向の応力を受ける材としても検討する。また、ねじりによる応力への影響が大きい柱は、断面算定にこれを考慮する。
  4. 柱・梁接合部は、取り付く部材の強度に対して、十分な強度を確保する。
  5. 柱には、配管等の埋設を行わない。

壁の設計

  1. 壁の設計は、耐力壁と耐力壁以外の鉄筋コンクリート造の壁を区分して行う。
  2. 耐力壁及び耐力壁周囲の部材は、変形性能及び終局状態を考慮する。
  3. 腰壁、垂れ壁、そで壁等は、柱及び梁の剛性、じん性への影響を考慮する。
  4. 壁厚及び壁配筋は、応力状態、乾燥収縮、埋設配管等によるひび割れを考慮して決定する。
  5. 壁に開口部を設ける場合は、隅角部に過大なひび割れが生じないよう、必要な補強を行う。

床版の設計

  1. 床版は、応力、たわみ、ひび割れ及び振動を考慮する。
  2. 片持ち床版は、持ち出し長さが過大にならないようにするとともに、設計荷重を割増すなどにより版厚及び配筋に余裕を持たせる。
  3. 床版は、埋設される配管等を考慮する。

電力設備

基本事項

  1. 必要な機能を確保するとともにライフサイクルコストを低減できるように検討した。
  2. 省エネルギー、長寿命、リサイクル等が可能なものの採用を図り、環境保全に資するシステムとなるように検討した。
  3. 施設の適切な運用及び保守管理が行えるものとし、適切な系統分け、計測、計量等が行えるように検討した。
  4. 災害時においても、施設利用者の安全確保のために必要な電力設備の機能を確保できるようにまた、施設の役割、業務内容等に応じて、ライフラインが途絶した場合においても必要となる電力設備の機能が確保できるように計画した。

電灯設備

  1. 長寿命、高効率等を考慮した。
  2. 室の用途、作業又は活動に応じて、照度、配光、グレア規制、演色性等を考慮した。
  3. 維持管理が容易に行えるように考慮した。
  4. 分電盤等は、負荷の中心に近く、保守及び点検が容易な場所に計画した。

受変電設備(キュービクル)

  1. 短絡、地絡等の事故に対して適切な保護が行えるものとした。
  2. 電力系統の監視及び制御が行えるものとした。
  3. 電力損失の軽減を行えるものとした。
  4. 配電盤形式及び設置場所は、電力供給の信頼性、安全性、保全性等を考慮して計画した。

電力貯蔵設備

  1. 直流電源装置は、商用電源途絶時の非常用照明用及び受変電設備制御用に電力供給を必要とする負荷に対して、連続的に電力供給を行えるように計画した。
  2. 交流無停電電源装置は、供給する負荷に応じた性能を有するように計画した。

発電設備

  1. 発電設備は、商用電源途絶時の防災用負荷、保安用負荷、業務用上停電が許されない負荷等への電力供給を行う。また、環境保全対策の推進を図るために分散形電源を設けることを計画した。
太陽光発電装置
  1. 太陽電池アレイは、日照条件、方位角、傾斜角度、光害、他設備機器の配置等の周囲条件、保守スペース、設置場所の運用等を考慮して、適切な場所になるように検討した。
  2. パワーコンディショナ等は、周囲環境、電力損失等を考慮した。
風力発電装置
  1. 風力発電風車の設置場所は、安全性、周囲の風況、周囲環境に対する影響等を検討した。
  2. 制御盤等は、周囲環境、電力損失等を考慮して、適切な場所になるように検討した。

電気設備諸室

基本事項

  1. 設備スペースは、施設の位置、規模及び構造に応じて、将来計画、機器の適正な配置及び維持管理に必要な面積を計画した。
  2. 受変電設備、電力貯蔵設備、発電設備、通信設備の主装置等を設置する室(以下、「電気設備諸室」という。)の位置は、機器の搬入・搬出等が容易に行える場所に計画した。
  3. 電気設備諸室には、当該諸室に不必要な給排水管、雨水管、給排気ダクト、ガス管、油管等を、横断又は設置しないものとした。また、電気設備諸室は、水損被害を受けないように便所、湯沸し室、厨房等の水を扱う室の直下階に配置しないように計画した。

電気室

  1. 電気室は、設備の信頼性、安全性及び保全性が確保できるように、受変電設備、電力貯蔵設備等を収容し、不燃材料で区画し、延焼を防止できる室とした。
  2. 電気室の室内環境は、機器からの発生熱量等に応じた換気又は空調によって、適切な温度及び湿度が維持できるものとした。
  3. 電気室は、構内配電線の引込み、幹線の経路等に応じた位置に計画した。

発電機室等

  1. 発電機室は、設備の信頼性、安全性及び保全性が確保できるように、内燃力発電装置等を収容し、不燃材料で区画し、延焼を防止できる室とした。
  2. 発電機室は、給排気及び燃料の供給が容易で、周囲に騒音及び振動の影響等を与えない位置に計画した。
  3. 発電機室の室内環境は、機器からの発生熱量、燃焼空気量等に応じた換気ができるものとした。
  4. 太陽光発電装置及び風力発電装置を設置する場合は、自然エネルギーの有効利用、安全性及び保全性を考慮して、適切なスペースを確保した。

空気調和・換気設備

基本事項

  1. 空気調和設備及び換気設備は、建築基準法、消防法、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律等の関係法令の定めるところにより、熱環境、空気環境、安全性及び環境保全性の確保が図られるように計画した。
  2. 必要な機能を確保するとともにライフサイクルコストの低減が図られるように検討した。
  3. 省エネルギー・省資源、長寿命、リサイクル等が可能なものの採用を図り、環境負荷の低減に資するように検討した。
  4. 施設の規模、用途、管理体制等を考慮し、施設の運用及び保守管理が容易に行えるように検討した。
  5. 施設の規模、用途等に応じて、災害等による被害の軽減を図るほか、ライフラインが途絶した場合においても必要となる空調機能が確保されるように検討した。なお、災害応急対策活動が必要な施設では、災害応急対策活動上必要な空調機能を確保した。
  6. エネルギー等の適切な系統分けにより、計測、計量等が行えるように検討する。
  7. 設備容量・数量等は、実績データ及び概略計算により適切に算定した。
  8. エネルギー源は、各エネルギーの供給事情を踏まえ、経済性及び周辺環境保全のほか、施設の運用等を総合的に検討して選定した。

熱源設備

  1. 熱源方式は、冷熱源機器及び温熱源機器との組合せ方式又は冷温熱源同一機器による方式とし、負荷特性に応じて機器の台数分割、蓄熱システム、排熱回収システム等の採用を検討して選定した。
  2. 熱源機器は、性能特性、耐久性、信頼性、保全性、運転資格者の要否、電力負荷の平準化等を検討して選定した。

空気調和設備

  1. 空調のゾーニングは温湿度条件、使用時間・用途、負荷傾向、階層、方位等を考慮して計画した。
  2. 空調方式は、ゾーニング計画を基に、室内環境の快適性、室内環境維持の機能性、搬送エネルギー低減等を検討して選定した。
  3. 外気取入口及び排気口の位置は、周囲への影響等を考慮して配置した。
  4. 配管及びダクト経路は、最も合理的な経路となるように計画した。

排煙設備

  1. 排煙方式は、自然排煙とした。ただし、自然排煙が困難な部分については機械排煙とした。
  2. 同一防煙区画においては、自然排煙と機械排煙を併用してはならない。
  3. 居室と廊下、廊下と階段室等は、それぞれ別の防煙区画とした。

給排水衛生設備

基本事項

  1. 必要な機能を確保するとともにライフサイクルコストの低減が図られるように検討した。
  2. 省エネルギー・省資源、長寿命、リサイクル等が可能なものの採用を図り、環境負荷の低減に資するように検討した。
  3. 施設の規模、用途、管理体制等を考慮し、施設の運用・保守管理が容易に行えるよう検討した。
  4. 施設の規模、用途等に応じて、災害等による被害の軽減を図るほか、ライフラインが途絶した場合においても必要となる給水・排水設備の機能を確保できるように検討した。
  5. 給水量等は、適切な系統分けにより、計測、計量等が行えるように検討した。
  6. 設備容量・数量等は、実績データ及び概略計算により適切に算定した。

給水設備

  1. 給水設備は、必要水量を必要圧力で、衛生的に供給できるように計画した。
  2. 雨水の利用の推進に関する法律等に基づき、雨水利用設備を設ける場合の給水設備は、上水と雑用水の2系統で計画した。
  3. 配管経路は、最も合理的な経路となるように計画した。

排水・通気設備

  1. 排水・通気設備は、滞留することなく速やかに、かつ衛生的に排水できるよう計画した。
  2. 排水設備は、原則として重力式とした。
  3. 屋内の排水管は、衛生上の支障がない場合は、原則として合流式とした。
  4. 配管経路は、最も合理的な経路となるよう計画した。

雨水利用・排水再利用設備

  1. 排水再利用設備は、水資源の有効活用、経済性等を考慮して計画した。

搬送設備

エレベーター設備

  1. エレベーターは、建築物の規模、用途、利用人数等に応じて交通需要を予測し、適切な台数となるように計画した。

小荷物専用昇降機設備

  1. 小荷物専用昇降機は、上下階へ書類、配膳等の荷物のみを搬送する場合に設置を計画した。

機械設備諸室

基本事項

  1. 設備スペースは、施設の位置、規模及び構造に応じて、将来計画を考慮して機器を適正に配置できるように計画した。

おわりに

ここにある要点は全て建物を計画する上で基本となるものです。

全ての基本を守ることができれば多角的に見てもイチャモンをつけづらいプランになります。

が、設計製図試験においてはそのプランを時間内に作り上げることはほぼ不可能です。

普段から意匠設計を生業にしている方なら分かりませんが、中々難しいと思われます。

基本を抑えることで建築的な常識を身につけることができます、これを踏まえてプランすれば突拍子もないような少数派プランになることはないと思われます。

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